プラレール巨大レイアウトの定番「ひな壇」の話
12月は毎週のようにプラレールの用事が入ってきそうです。松岡純正さんがヒカリエという大舞台でプラフェスをやられるというので目が離せません。
それでは今回はプラレールの巨大ジオラマに登場する定番の情景、「ひな壇」のお話です。
(この記事で使用している写真については製作者様に使用の許可を得ております)
階段状に大鉄橋を配置していく「ひな壇レイアウト」
(ぺたぞうさんの作品)
プラレーラーの間で「ひな壇」というのは上の写真のように階段状に橋脚を配置したレイアウトのことを指します。
作り方は比較的簡単で、大き目め小判型線路を一番下に敷いて置き、そこから1段上に直線線路1本分短くした小判型線路を設置し、さらに1本分短くした小判型線路を1段上に設置する…といった作業の繰り返しでひな壇が完成します。
要は上に登っていくたびに小判を小さくすることで立体的な階段を作るというわけです。
上の写真は私が制作したものですが、これもひな壇レイアウトと言えます。ひな壇としては単純なタイプです。
ではもっと豪勢なひな壇はどういうのかというと、大量の大鉄橋を用いあえて直線線路から45度ずらした位置に橋脚を連続で設置したようなレイアウトを指します。トップ画像にあるようなレイアウトがそうでしょう。
プラレールは進行方向を変えるために通常曲線レールが4本必要です。これで半円が出来ます。この半円を二つに切ってその途中に直線レールを入れることでレールを拡張することが可能なのですが、ここではあえて真ん中で切らずに1本と3本に分けます。この1本と3本のレールの組みの間に直線レールを2本組み込みます。そして大鉄橋を設置します。
そうすると大鉄橋部分がちょうど直線線路に対して45度を向いた格好になり、大鉄橋が見る人の方に斜めに向いている格好になるのです。
そうするとこんなレイアウトに仕上がります。
(松岡純正さんの作品)
そう、ちょうど端(もしくは真ん中)から開けた形になり、奥行きのあるレイアウトになるんですね。立体的なタワーになっているのがとても迫力があるうえ、斜めに線路が配置されているので鉄橋を渡る車両がとても見やすくまた迫力のある走行になります。
(松岡純正さんの作品)
さらに言えばカーブ前での立体交差も見もの。これがたまらないのです。
お好みで坂レールを使って上下段を接続し、一つの大きな線路にしてしまうのもおすすめ。
もちろんひな壇の直線部分は普通の直線でも構いません。ただし、大鉄橋を使った方が確実に見栄えがいいです。
このひな壇は2段分でも十分迫力のあるものだと思いますし、2,3段であれば橋脚もそこまで使うものではないと思います。ちょっと自分の家のレイアウトに迫力を持たせたいという方にはおすすめです。
というわけでプラレールレイアウトに使える迫力のあるレイアウト、「ひな壇」の紹介でした。