プラレール / レポート

タイのトミカ・プラレール事情

 みなさん、こんにちは。石川定治です。2020年3月2日から8日にかけてタイに海外旅行に行っていたのですが、その際に百貨店にてトミカ・プラレールの販売ブースがありました。

 というわけで今回は、タイの百貨店でプラレールがどのように販売されていたのかをレポートします。

プラレールの故郷・タイ

 プラレールが好きであればご存知の方も多いと思いますが、タイはプラレールの生産地。言わばプラレールの故郷。もちろんベトナムでの生産も行われていますが、タイはプラレールにおいて重要な生産拠点なのです。

 しかし、タイでプラレールが販売されているとはあまり聞きません。

 そこで今回はたまたまタイに旅行する機会が出来ましたので、百貨店でトミカ・プラレールがどのように販売されているかを見てきました。

大規模百貨店に専用ブース

 今回私がタイにて訪問した百貨店は2か所。1か所目はタイ国内系のデパートのサイアム・パラゴン。もう一ヶ所はセントラルと呼ばれるデパート内にあり、その中でも日系企業である伊勢丹の店舗内にありました。
 両デパートとも「サイアム」と呼ばれるバンコク有数の商業地に店舗を構えています。おおよそ東京の新宿と思っていただいて間違いないでしょう。

 上の3つの写真はタイ系デパート・サイアムパラゴンの中にあった玩具売り場の様子。
 日本のデパートと大きく変わらず、トミカ・プラレールの専用ブースが設けられていました。セット商品も日本と変わらず販売されているのが印象的ですね。

 上を見上げると、堂々TAKARA TOMYの文字が。プラキッズのキャラクターのイラストが配置されているのも印象的ですね。結構力を入れてそう。

 場所が変わって伊勢丹デパートの中。こちらでもトミカ・プラレール専用のブースが設けられていました。
 パラゴンよりもブースに取られていた面積は広めで、棚動詞の間隔が広く、見通しの良い売り場でした。

 サイアム・パラゴンと異なり、伊勢丹にはトミカのジオラマが2つ置かれていました。結構気合が入ってます。
 全体的にキャラクター商品に力を入れているみたいですね。

 両者のデパートを見比べてみましたが、せいぜい店舗の個性と言ったところで、日本のトミカ・プラレール売り場と大きな違いはありませんでした。

もしかして日本の売れ残り?お高めなおもちゃ

 そんなタイのトミカ・プラレール売り場。プラレールの生産国だけに工場から直接運んだ綺麗な商品があるのかと思いきや、意外にも異なるみたいでした。

 全体的なラインナップが日本より数年古いのはしょうがないと思うのですが、全体的に箱が汚い…。外箱の多くは紙箱の外紙のめくれや角の潰れ、ひどい場合には色あせも起きていました。中身には問題が無いみたいです。

 それを一番象徴していたのが、プラレールアドバンスの存在。これにはかなり驚きました。
 日本ではとうに生産が終了した製品。まさかこんな異国の地で出会えるとは思いませんでした。しかもTwitterからの情報によれば、カシオペアが限定仕様の製品なのだとのこと。機関車の色が北斗星色なのはレアみたいです。

 よく見ると隣にはシンカリオンが…タイの子供達分かるのか?

 

 箱を裏返してプラレール3両編成の値札や製品情報をパシャリ。お値段は1,050バーツ(日本円でおおよそ3,500円)でタイの平均月収からすると大分お高いおもちゃです。ちなみに日本では2,400円くらいです。日本でいうNゲージ3両分の値段に相当する、と言えば分かりやすいでしょうか。
 子供が「欲しい!」と言ってなかなか手が出せる代物ではないですね…。
 製品情報はタイ語のシールを貼って対応。何がどこまで書かれているかは分かりませんでした(当たり前)。

 やはり、日本の鉄道車両や自動車だけではタイの子供たちには取っつきにくいためか、トミカのキャラクターコラボ商品に大分力を入れている様子がうかがえました。ディズニーなどは万国共通ですからね。若いセレブそうな女性がトミカに手を伸ばしていたあたり、それらの需要は高そうです。

 百貨店にて取り揃えていたのはほとんど日本向けの製品でしたが、中には英語圏向けに作られていた製品もありました。上のマーベルとのコラボプラレールはその一つです。箱の表記が英語!と物珍しく手を取りましたが、実際に確認してみると本当に貴重な製品でした。一応、日本での販売実績はあったみたいです。

 それでは、タイのプラレール事情でした。
 プラレールの生産国であるタイでトミカ・プラレールがどのように売られているのか、その様子を少し垣間見れて嬉しかったです。

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