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2019年12月8日相鉄・JR直通線探訪録-羽沢横浜国大駅編

 前回の記事では相鉄・JR直通線について、横浜駅から相鉄線を使って羽沢横国大駅まで乗り継いだ様子をお話しました。

 今回では新規に開業した羽沢横国大駅について、その様子をお伝えしたいと思います。ピッカピッカに新駅でしたよ(≧▽≦)

相鉄とJRを繋ぐ駅

 羽沢横浜国大駅はJR埼京線と相鉄線の境目となる駅。相鉄・JR直通線の開業に合わせて新規に設置され、両社にとって新しいアクセスルートの起点駅となりました。

 外から見た羽沢横浜国大駅。さすが新駅だけあって綺麗な駅舎ですね。横浜市神奈川区の羽沢地域や横浜国立大学へのアクセス駅として期待度も高いでしょう。

 時間を戻して、JRE233系に乗って西谷駅から羽沢横浜国大駅に降りた時の様子を。

 羽沢横浜国大駅は相鉄とJRの共同使用駅ですが、駅の管理は相鉄が行っています。そのため、駅の雰囲気はもっぱら“相鉄”でした。駅ナンバリングも相鉄のものが割り振られています。

 駅のホームの様子。地下を掘って作られた2線2面の対抗式ホームホームです。全体的に暗いシックなグレーに統一されており、相鉄のブランドリニューアルに合わせたものとなっています。

 初めてこの駅に降りた時はいつか来る近未来を感じたものです。トンネルの薄暗さがそれを助長している、というか。すごいリアリティのあるSF小説の世界をこの駅から感じ取ることが出来ました。

 こちらはホームに停車しているE233系を撮影した様子。緑色のラインとグレーのホーム柵のギャップがまたいいですね。

 ホームに降り立つとものすごい人だかりが出来ている箇所が。一体何があるのでしょうか?

 覗いてみると、タモリなどの芸能人のサインが。皆さん鉄道好きで有名な方々です。
 この相鉄・JR直通線の開業前にテレビ番組“タモリ倶楽部”の企画でタモリさん等の鉄道好きの芸能人たちが羽沢横浜国大駅に降り立ち、駅名標にサインをして行ったのです。 

 そのおかげで一種の人気スポットとなっていました。芸能人の力ってスゲー…。

 地下ホームから地上階に出ます。SF的な雰囲気を残しつつも、レンガが多用されよりジェントルな雰囲気に。なんでしょうね、相鉄って全体的にスチームパンク的な趣があります。

 新駅なのでとてもきれいな内装で、眺めていたら「利用したら気持ちいいだろうな」という感情が湧きました。それくらい、美しく整えられた駅だったと思います。

 こちらは相鉄線とJR線の運賃表。これもまた新鮮な光景。

しかし、直通運転での境界駅で複数会社の運賃表が並ぶのは特段変わった光景ではないはず。
何が新鮮だったのかと思うと、この駅が直通のために用意された新駅だということ。 直通のためにわざわざ駅と路線を新設しているのですから、普段の直通運転とは状況が異なります。それほど相鉄の都心への直通運転は特別な意味を持つのです。

 バス停がこちら。古い。折角の新駅なんですからもうちょっと状態の良いもの使えばいいのに。バスの本数も1時間に1〜2本…、これからといったところでしょうか。

 それではホームに戻りましょう。階段を下りてみると道中には横浜国立大学の広告が。さすが駅名に大学名を冠するあたり、横国大も力を入れているのでしょう。

 目的の新宿方面の列車が来るまでまだまだ時間があったので、ホームの中を再探索。よく見てみると意外と明るい駅舎なんですね。地下ホームというよりは、半地下であり、陽の光も拝むことが出来ます。丘の中に作られた駅なのでしょう。

 武蔵小杉方面の電車が来るまでに、反対ホームの電車を撮影。相鉄12000系。相鉄の新しいブランド車両として、美しいネイビーブルーを見に纏っています。ちなみにこの色はYOKOHAMA NAVYBLUEという名前が付けられていますです。

 そのうちにJR線方面の電車もやってきました。こちらも12000系。ここで相鉄とJRの乗務員が交代し、12000系は一路新宿へと向かいます。
 今回は叶うなら、相鉄線の車両でJR線内を旅してみたかったものでしたので、とても嬉しかったです。相鉄線はE233系に乗れましたしね。とてもラッキーな1日でした(*´▽`*)

 それでは、JR線へと出発!モニターもJR仕様となりました。一駅間15分(トイレ無し)というかなり狂気染みた走行ですが、相鉄の車両がいよいよ都内へと乗り入れていくのです。

 というわけで今回はここまで。スチームパンクな羽沢横浜国大駅の紹介でした。

 次回は羽沢横浜国大駅から大崎駅までの、相鉄の車両で行くJR線の旅をお伝えします。

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