2019年12月8日相鉄・JR直通線探訪録-相鉄線編
卒論も終わり、学部4年でやり残したことをゆっくりと消化している石川定治です。
ずいぶんと遅くなってしまいましたが、2019年の11月30日に開業した相鉄・JR直通線を見に行った時のお話です。
誰も見たことが無い、都心を走る相鉄線と神奈川を走る埼京線の車両。どこか非現実なようで現実な、そんな路線に乗りに行ってきました。
初めての相鉄
今回は相鉄線側から直通線に乗車。そのため横浜駅からの電車に乗り込んだわけですが、私石川定治、これが相鉄線初乗車。神奈川県には何度も足を運んでいながら、相鉄には乗ったことがないのです。
というわけで、この直通線探訪は私にとって相鉄線初乗車でもあるのです。
それでは横浜駅を出発です。初めて乗る相鉄線の車内にウキウキしながらの旅が始まりました。
直通線の起点駅・西谷駅へ
相鉄線は横浜駅に乗り入れていますが、この駅から直接埼京線へ向かうルートは存在していません。基本的には海老名ー西谷ー羽沢横浜国大ー新宿というルートで相鉄線と埼京線は直通運転を行っています。仮に横浜駅から埼京線に入ろうとすると、どうしても西谷駅で車両の前後方向を入れ替える必要があるのです。
もっとも、横浜から新宿に行きたいのであれば湘南新宿ラインを使った方が速くて安いので、横浜から直通線を使って新宿へ向かうメリットは無いでしょう。
今回乗車したのは相鉄の代表的な形式9000系でした。このど真ん中にライトがあるのが、東京都民の私にとっては斬新過ぎました。こんないかつい顔をした私鉄車両って東京にはないですからね。どこか異国の雰囲気を感じたものです。
話を戻して西谷駅について。西谷駅はもともと相鉄線の中核駅の一つとして機能していましたが、この度直通線の開通でターミナル駅としての機能も持つこととなり、大規模な工事が行われました。
直通線経由新宿行の車両が来るまではそれなりに時間があったので、初めての相鉄線の車両を堪能していたのですが、相鉄線内だけでも多くの種類の車両に会うこととなり、相鉄にとって重要な駅だということを実感させられました。
そして、今回乗車する電車は14時42分発の新宿行。相鉄から新宿に行けるのは新鮮ですね。しかし、その次の列車が来るのが30分後…。大手私鉄の路線としては少ないですね。
駅の案内板にも「JR線直通の」の文字が。直通運転を行った最後の大手私鉄だけに、その言葉にも特別な意味がありそうです。
そんな、西谷駅を見ているうちにやってきました。嬉しいことにJR埼京線のE233系7000番台です。違和感しかねぇ。
私鉄路線を走るJR車両と言うだけでもうファンキーです。しかもノーマルなE233系顔の車両なのですから、なおさら変な感じがします。
りんかい線や東京メトロ東西線にJRの車両が乗り入れてはいますが、りんかい線はほとんど埼京線の延長みたいなものですし、東西線は地下鉄ゆえJR線車両も特別仕様。「ザ・JR」みたいな車両が大手私鉄の路線に乗り入れるというのが、もうパラレルワールド感満載です。
そんな平行世界を走るE233系に乗り込み、直通線へ出発です。ここでは直通線と共に開業した「羽沢横浜国大駅」へ向かいます。
羽沢横浜国大駅へは約3分。普通の距離ですね。それよりも羽沢横浜国大駅と武蔵小杉駅との間が15分かかるのが気になりすぎてヤバい。
到着!相鉄線の新駅「羽沢横浜国大駅」です。新駅だけあって、内部はピカピカでした。この駅の様子は次回、記事にて取り上げますね。
だいぶ記事の分量も増えてきたので今回はここまで。次回は開業したばかりの羽沢横浜国大駅についてリポートいたします!