プラレール / プラレール運転会

5月4日~5日「鉄道模型広場 in ルミエール」レポート-1

 どうも石川定治です。

 先日GW中に行われた5月4・5日に行われたプラレール運転会イベント「鉄道模型広場 in ルミエール」に設営を含め参加してきたのでそのレポートです。

 かなりボリューミングなイベントだったので2回に分けて執筆しようと思っています。今回はレイアウトや会場の様子がメイン。次回は改造車両・レア車両をメインに取り上げようと考えています。

※次回の記事はこちら

関東圏のプラレールマニアが集う関東随一の巨大イベント
 この「鉄道模型広場 in ルミエール」は東京都府中市の市民センター「ルミエール府中」で行われる巨大プラレール運転会イベントです。

 巨大ホールの中心に口の字型に机を並べて行われ、その上にプラレーラーの皆さんがレイアウトや改造車両・貴重なコレクションを展示する巨大展示運転会です。

 年に2回ほど行われ、通常は5月のGWと10月の連休中に行われます。今回の5月の分は令和初と言うことなのかは分かりませんが、とりわけ大規模に行われた回だったそうです。

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 では、この運転会の詳細について見ていきましょう。

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 まずはぺたぞうさんの一畳レイアウトから。なんでここが最初かと言えば私も設営に参加したから。一畳のタワー部分もそうですが、他に外周の複線線路と中央のらせん状の坂曲線で出来た低めのタワーの設営も担当しました。

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 ここです。何と言うか、ブロック同士が出来るだけ干渉しないように線路を組むのが凄く大変だった覚えがあります。結局らせんタワーを少しずらすことで解決したのですが、うんうん悩みましたね。あと橋脚が足りなくて必死にミニ橋脚で通常橋脚を節約したりとか、思い出深いです。

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 タワーは鉄橋を通してもう一つのタワーと接続しており、二つのタワーを列車が行き来していました。こちらのタワーは空転さんが作業の様子を写真撮影しており、一段一段組みあがっていく様子を写真に収めながらの作業になりました。空転さんはねとらぼにプラレール関連の記事を連載されているのでそのための写真だそうです。

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 ちなみにこの鉄橋、一回崩落しました。その時はスタッフの皆さんで必死に直しました。やはり大人の身長だとどうしても頭がぶつかってしまうので、崩落したものを直したあとは地下直線レールと橋脚を結束バンドで結ぶ等、より強固で安定するような措置が取られました。
 なんにせよもとに戻って何よりです。

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 このブースには複線で出来たレイアウトも設置されましたが、これは狸さんの作品。狸さんは複線レールを使ったレイアウトを得意としているプラレーラーさんで、時折このような複線系レイアウトを組み立てているそうです。
 複線でレイアウトを組めるひとは中々いないので、レイアウト系プラレーラーの私としてはかなりいいものを見させていただきました。

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 他の場所も見ていきましょう。こちらは周回線路が何本も組まれたレイアウトになっており、その上を改造車両が走っているのが特徴。HOゲージの姿もあります。
 プラレールって結構HOゲージと相性がいいんですよね。HOゲージの部品がそのままレイアウトに使えたり。
 ここでも違和感なくHOゲージの車両がプラレールレイアウトに溶け込んでいます。

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 お次はこちら、何となくメルヘンの意味をオタク的に解釈したようなレイアウトです。情報量が多くて頭が追いつきません。

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 お次は京王エリア。会場の最寄り駅が京王線の府中駅であることとイベントの後援に京王電鉄がついていることにちなんででか(そこらへんの事情はあまりよく分かりませんが)、京王線とその直通先である都営新宿線の車両が沢山展示されていました。良く見ると事業用車両、簡単に言えばドクターイエローに当たる車両も存在していて、見ごたえのあるエリアでした。

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 そして在来線車両基地エリア。ここには改造プラレーラーの皆さんが作り上げた改造車両が多く展示されていました。詳しい車両の詳細については次回話しますが、見ていて飽きませんでした。

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 同じブースには車両が走行できるレイアウトが組まれていて、その中でも特にすごかったのが下の信号のギミック。

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 通常は列車は信号のそばを何事もなく通過できるのですが…

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 列車が通過すると信号が赤になり、さらにストップレールのストッパーも上昇。列車が衝突しないように電子制御されていました。なお、通過した列車がある程度の地点まで進むと信号は黄→青へと切り替わり、ストッパーの下降、列車の通過が出来ます。
 これはすごいと思いました。プラレールで閉塞を再現してしまうなんて。そうそう出来ることではありません。

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 そしてトミカタウンブース。ここではプラレールというよりはトミカがメインのエリアですが、トミカタウンの中を縦横無尽に路面電車が走っており、まさに路面電車が走る町。もちろん改造で作った非製品版路面電車も走っていました。
 ところどころに貴重なトミカも見受けられトミカファンにはたまらないエリアになっていました。

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 1日目の一部時間だけでしたが、人形の展示もされていました。こういうマニアックなものも見れるのでタカラトミー非公式のイベントはやめられませんw。

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 そのトミカタウンエリアの次は自動のりかえ駅を使用した、複数車両が同時に走行できるレイアウト。主に中部や中央線の車両が集まっていたみたいですね。

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 そして、改造車両の中でも希代のネタ度を誇るネタ車両、キムワイプ号です。まさか大学の研究室で見るキムワイプをよりにもよってここでも見せられる羽目になるとは…。
 2日目はさらにカオスさが増しており、ネタ車両専用エリアだったみたいです。そもそもレールや情景部品からしてネタという…。

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 そして隣は新幹線車両大集合エリア。中間車両を増結され実車と同じ両数となった新幹線や、改造によって生み出された非製品の新幹線などが一堂に展示されていました。こうしてみると迫力がありますね。

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 蛇足ですが、私もしれっと自分の持ち物を紛れ込ませてみたり。台湾高速鉄道の700T型です。台湾に旅行したときに親に買ってもらったれっきとしたタカラトミー純正品です(後尾車のみ後で日本でヤフオクで落とした)。
 閉場後にスタッフの方にお話を聞いたところ海外車両の一つとして認知されていたらしくて、持ってきて良かったと思ってます。

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 次いでこちらもトミカタウンなのですが、ここではモータートミカの展示も行われていたのが特徴。今の時代ほとんどないですからね、モータートミカ。
 また町の中央の東京タワーがなじんでるんですよこれが。後述しますが、会場の電気が落とされてライトアップするとこれまた美しいんですよ。

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 そしてお次のレイアウトがこちら。一番の見どころは青函連絡船を模した船の模型。実際に線路が敷かれてあり、車両も載せることが出来ます。とりわけ目を引くブースだったのではないでしょうか。

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 そして廃盤品を展示したコーナー。プラレールの歴史を飾る貴重な車両が展示されていました。話によると「一番坪単価が高いコーナー」だったんだとか。

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 スタッフコーナー側から取った写真ですが、レア車両コーナーの奥には昔のプラレール製品
が多用されたレイアウトコーナーが。
 昭和や平成初期らしい変わったギミックを用いた情景部品が実際にレイアウトに組み込まれており、プラレールファンにとってはたまらない展示でした。

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 閉場1時間前になると恒例の「照明落とし」が始まります。これは会場の明かりをとして夜の街を再現するというもので、レイアウトに組み込まれた照明が一斉に点灯。暗くなった会場内を色とりどりに照らします。
 また改造車両の中にもライトを組み込んだものが多いので、これもより一層目立つようになります。特に新幹線1000形の光前頭の輝きぶりは美しかったですね。最高でした。

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 それと、京王電鉄が後援とだけあって、京王のアンテナショップもありました。
 私はここで京王8000系を購入。

 しれっと主催の空転さんの同人誌も売ってありました。マジでおすすめなので買ってください。マジで(リンク先)。

 というわけで今回は「鉄道模型広場 in ルミエール」の様子のレポートでした。次回は改造車を中心にイベントの様子をお伝えしていこうと思います。お楽しみに。

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