プラレール運転会

10月13日「第6回鉄道模型広場 in ルミエール府中」レポート

 どうもこんにちは。石川定治です。

 今回は10月13日に東京の府中で行われましたプラレールイベント「鉄道模型広場 in ルミエール」に参加してきましたので、そのレポートを書かせていただこうと思います。

ルミエール

台風の直撃後の開催
 今回の鉄道模型広場は本来10月12日と13日の二日間かけて行われるイベントのはずでした。しかし台風19号がこの土日に直撃し、土曜日は豪雨。電車は計画運休となり、まともに人が移動できる状況ではありませんでした。
 結果として一部ブースの設営が中止となり、規模は若干縮小。12日分のイベントは中止となりました。

 翌13日は通常通りの開催が決定していましたが土曜日の台風の余波がまだ残っており、朝方の電車は復旧せず。

 結果私は開催時刻より1時間遅れての到着となりました。意外と京王線の運行再開が遅れました。

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 しかし、ひとたび動いてしまえばきちんと移動できたので、京王線に乗って府中に移動しました。
 上の写真みたいに、行先と方向幕があっていない珍しい光景も見ることが出来ました。この時は京王八王子が正しい行先でした。
 
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 そして無事に会場に到着。ここから台風で受けた鬱憤を一気に晴らすように楽しんでいきましたよ。

テーマは海外
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 今回の鉄道模型広場にはテーマが設けられており、「海外の鉄道」をテーマにブースが展示されていました。何でも府中市はオーストリアの首都ウィーン市ヘルナルス区と姉妹都市だそうで、今回はオーストリアをはじめとする欧州はもちろん、世界各国の鉄道をテーマにブースが展開されました。ここではその様子をご紹介。

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 中央駅の様子。上段には台湾や中国・韓国などと言ったアジア圏の車両が駅舎を出入りし、下の行き止まり式の駅にはユーロスターなどの欧米の鉄道路線を走る車両が並べられていました。

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 右奥の流線形の車両は「HST」と呼ばれるイギリスの特急列車。イギリスを代表するディーゼル列車であり、長年に渡り活躍を続けている英国鉄道の大黒柱です。
 このプラレール車両は製品であり、実際に英国で販売もされました。

 左二つの車両はアメリカの車両でしょうか。

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 鉄道コンテナが並ぶ操車場エリア。
 コンテナはおそらく改造車だと思いますが、線路の上を走るクレーンは一体何者なのでしょうか?見た限りでは製品で間違いないのですが、このような製品がプラレールのシリーズにあったとは聞きません。もしかしたら別のおもちゃを持ってきてレールの上を走らせたらしっくりはまったというのが実際のところなのかもしれませんね。操車場を彩る非常に面白いアイテムになっています。

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 コンテナヤードには蒸気機関車の改造車両もありました。簡体字の漢字が用いられていることから中国の機関車でしょう。

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 その他にも海外を代表する車両たちがプラレールで再現されており、ずっと見ていて飽きないエリアでした。トルネード号とかかっこいいですね。
 しかし、パッと見てもどこの何の車両か分からないものだらけで自分の知識不足を憎んだものです (>_<)。

 これら改造作品は続きのレポートでご紹介したいと思います。

国内もしっかり再現
 ここまでヨーロピアンな雰囲気に溢れた海外エリアについて見てきましたが、お次は皆さんお馴染みの日本国内の車両や風景が再現されたコーナーを見ていきましょう。

ルミエール-2 こちらの国内コーナーの周りには持ち込んだ車両を走らせられる外周線路が設けられており、車両を持ち込んだ子供たちが思い思いに自分の車両を走らせていました。

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 それでは各ブースを見ていきましょう。こちらはモータートミカやプラロードのレールを用いて作ったモータートミカのレイアウトです。下のトミカタウンやプラレールレイアウトの間々を縫うように道路が組まれていて、その上をモーターを積んだトミカが疾走していました。
 モータートミカやプラロードは10年以上前に生産が中止となっているため今の時代ではその存在すら知らない人も多く、「あの走るミニカーは何だ」と聞かれたこともありました(私もスタッフとしての参加でしたので、お客さんに質問されることがありました)。
 
 このように昔の製品が今に伝わるのはトミカ・プラレール好きとして嬉しいものです。

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 お次は純粋にトミカタウンで作った町です。道路一面にトミカが並べられ、非常に賑やかな風景となっています。現在流通しているトミカタウンシリーズとは少し規格の異なる旧タイプなのもグッドポイントです。

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 そのトミカタウンを抜けると広大な車両基地が。フル編成化した車両たちや少し変わった貴重な車両たちが並べられ、普段のプラレール生活で見ることのない壮大な光景が繰り広げられていました。このフル編成を置ける空間と言うのがまさにプラレール運転会だなという思いがします。

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 そんな車両基地を抜けた先に待ち受けるのが府中駅近辺の光景。そのまんまではないですか。
 特に府中駅の再現度が凄まじく、横に段違いになっている構造や三角形の大窓などが完璧に再現されています。うまく特徴と捉え限られたスペースに府中駅を再現した素晴らしいジオラマでした。

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 そんな府中駅を近くで撮影した写真です。今にも人々の雑踏が聞こえてきそうな写真になっています。

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 都会の喧騒を抜けた後は一気に放牧的な雰囲気になりました。牧場を再現しているエリアですね。
 大自然の中豚が放牧され呑気に草をはんでいます。このような中に電車が走る情景はとてもホンワカしているというものです。

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 こちらはのどかな雰囲気に合わせるかのように古い情景部品を多用しており、結果としてどこか懐かしさを感じさせるジオラマに仕立てられています。

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 そして最後に到達するエリアはこちら。巨大駅です。4つの駅が並べられて使用されており、長い編成の車両でも収まるように出来ています。

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 他にも入り組んだ立体交差や謎のロボット集団など、一日中見ていても飽きないスポットが満載のジオラマになっていました。

 この「なんでもあり」こそタカラトミー非公式イベントの醍醐味なのだと実感させられました。

初のプラレールオンリー同人即売会「プラケット」開催
 今回の鉄道模型広場では最近になってプラレール関連の同人誌が増え始めたことを記念して、プラレール限定の同人誌即売会イベント「プラケット」なるものが開催されました。正気か?

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 看板はこんな感じ。サークルが4つのマジモンのミニオンリーイベントです。

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 サークルブースはこのように設営。ありがたいことに私の同人誌も置かせていただくことが出来ました。ちなみに私のサークル「Lidenskap」にはスペースは割り当てられなかったので、サークルスペースとサークルスペースの間に割り込む形で設置。
 一応主催者様の名誉のために言っておくと、私のサークルはプラレールがメインではなくその上出品した本も一種類だったので他の何冊も本出しているようなサークルと同じようにスペース割り振られても微妙と言うわけです。単純に遅れて来たというのもありますが(台風のせいです。念のため)。

 とまあ私の作成した同人誌を置かせていただいたわけですが、中々いい数の本が売れました。このようなミニオンリーの場では良い売り上げだったと思います。

 同人誌を置く機会を頂けた空転さんに改めて感謝いたします。

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 他にも貴重品や廃盤品・改造品のプラレールが並ぶコーナーもありました。こちらについてはまた後日記事にまとめて取り上げようと思っています。

 次回の記事ではこのルミエール府中で見かけて珍しいプラレールや改造車両について取り上げていこうと考えております。海外をテーマとしたことで海外の面白い車両が勢ぞろいしていました。是非ともお読みいただければ幸いです。

 それではここまでお読みいただきありがとうございました。

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