2018年11月10日制作のプラレールレイアウト
先日の11月10日に東京都品川区の八潮児童センターで行われたイベントでプラレールレイアウトを制作してほしいとのご依頼をいただき、11月7日と9日に児童センターでその設営準備をしてきました。
今回はそのレイアウトについての紹介です。
まず、メインとなる展示はこちら。ほぼ私一人で作りました。いやぁ、疲れた(;^ω^)。
というのも、このレイアウトかなりの計算と経験が必要になってくるため、プラレール熟練者じゃないとなかなか作れないと思います。実際に自分も作っていて「うまくいくのか?」とヒヤヒヤ…。
正面は2段ごとに設けられた直線線路をすり抜けるようにカーブがくねくね曲がります。
上になるにつれて曲線同士が近づき最終的に一つになるのがミソ。普通の曲線を使っていると下の直線線路と重なってしまうため、適宜二倍曲線を使い交差を防ぎました(ほんとは二倍直線も使って橋脚を節約したかったけど、構造的に無理でした)。
そして中はこんな感じ。まさにプラレーラーの技量が試されるエリアとなりました。特に手前と奥の線路を歪みなく繋げるのは至難の業でした。それなりに距離があるので距離感が掴みにくかったですし。
結果はポイントレールでレール長さを調整。シンメトリーは若干崩れますが、アクセントになったということで逆に良かったかもしれません。
そしてこちらは運転台用に欲しいということで作成した展示レイアウトです。
プラレールに運転台?と思う方もいるかもしれませんが、乾電池サイズの機器をはめ込むとそれがラジコンになって、付属のコントローラーでプラレールを操作できるおもちゃがあるのです。すごい時代ですね。
それで子供たちがそのラジコンプラレールを運転するためにレイアウトを組むことになり、その設計も担当しました。
実際には制作に品川区の私立高校、青稜中学・高校の生徒の方にも手伝っていただき、大まかなレイアウトはその生徒たちに作ってもらいました。
おかげさまで、制作が捗りました。本当にありがとうごさいました!
細かいところの様子。正面は駅を作って賑やかに、後ろは線路を坂直線レールで高低差をつけて互いの線路を潜り抜けたり跨いだりし、見ていて楽しい運転になるようにレイアウトを仕上げました。
また、レイアウトを彩るストラクチャーはペーパージオラマ作家の田中秀幸さんの作品。組み立ては都立大崎高校の生徒さん。その出来の良さに思わずため息が出ます。これも運転台レイアウトの魅力を引き立ててくれたでしょう。
ちなみに後ろの山は八潮児童センターの職員さんが作った山とのこと。せっかく作ったのだからレイアウトに組み込んでほしいと。大きいレイアウトの情景部品としてはぴったりです。
(大崎高校の生徒さんの作品)
公開当日は私はイベントに行けなかったのですが、当日ボランティアをした方や八潮児童センターの職員の方からは「子供たちに喜んでもらえた」と言って貰えて、本当にうれしかったです。
自分なんてぺたぞうさんや松岡純正さんなどトッププラレーラーに比べて遠く及ばない存在だと思っているのですが、センター館長から「石川くんにしかこんな面白いレイアウトはできない」と言っていただき、やっぱりやって良かったなぁと思います。
せっかくならまたやらせていただきたいです。特に品川区はなかなかプラレールの展示が行われない土地。こういう活動を通じて品川地域にプラレールの文化を根付かせていきたいものです。
それでは、今回のイベントにお誘いしていただいた八潮児童センターの皆様、田中秀幸さん、そしてお手伝いいただいた青稜中学・高校及び大崎高校の生徒の皆さん、本当にありがとうございました。
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