プラレールマニアのひみつ (1) ~そもそも何故プラレールにはまったのか?~
どうも石川定治です。
この度私はプラレーラーの皆さんのお話を聞き、それを一つの本にまとめる「プラレーラーのすべて」という企画を進めておりました。
無論この冊子ではプラレールマニア(通称:プラレーラー)と呼ばれる人たちの活動内容を紹介することがメインでしたので、お聞きした内容も今まで制作されてきた改造作品やレイアウトの特徴及び活動実績についてが主でした。
ですがお話をお聞きする中でプラレールマニア独特の事情や経緯などが分かってきました。これをまとめてみると非常に面白いんですよね。
ただ同人誌の趣旨からは離れてしまうのでここで書かせていただこうかなと。
というわけでこのブログでプラレールに熱狂するマニア「プラレーラー」の裏側をご紹介していきます。不定期で連載していく予定なので興味のある方は是非見ていってください。
今回は「なぜ大人になってプラレールにはまったのか?」です。
必ずしも幼少期からずっと好きだったわけではない
今回プラレーラーの方々を取材させていただいた中でなぜプラレールをやっているのかをお聞きしたのですが、その中で半分以上の方が「幼稚園の頃は好きだったけど、小学生になると離れていった。だけど中学生になってから再燃した」とおっしゃるのです。
それどころか「子供が生まれるまでプラレールに触ったこともないよ」という人まで。もちろん、子供の頃からプラレールが大好きで、そのままプラレーラーになったという方もたくさんいますが。
とにかく小学生時代は普通の男の子らしくプラレールから離れていき、普通の鉄道趣味をしていたという人もいれば鉄道そのものに興味が無くなったという人が多いのです。
しかし、プラレーラーの多くは中学生以上。大学生や社会人になっても趣味として継続されている人は沢山います。
どうにも小学生から中学生に上がるという人生の転換期にプラレールを再開する人が多いようです。特に改造プラレールを作る人に多く、多くの人が「中学生でプラレールにドはまりした」というのです。これはなぜなのでしょうか?
中学生になると情報の仕入れや技術の向上がしやすくなる
改造をしているプラレーラーに特に多いのが「プラレール改造動画やブログを見て自分もやりたいと思い始めた」という声。
それと並行して「鉄道模型やプラモデルに興味を持ち始めていた。部活が鉄道研究会だったのでそこで模型制作をしていた」という声も多く聞かれます。
要は中学生に上がって自分でネットから情報を仕入れることが出来るようになるため、プラレールは改造することが出来る、改造してこんなに面白いものが出来る、ということが分かって来るようになるのです。
それと同時に模型製作の技術も格段に伸びていく時期でもあるので「自分でも作りたい、作れるに違いない」と思うようになり、プラレールの改造を始める人が多いのです。
さらに金銭的にもハードルが低いのもあります。例えばNゲージは3両で1万円は下らない代物ですが、プラレールなら3両2500円、中古で買えば1両100円以下と、鉄道模型の中では圧倒的な敷居の低さがあります。「NゲージやHOゲージも興味あったけどプラレールのほうが圧倒的に始めやすかった」という声は実際に聞いた話です。たしかに中学生や高校生にはN・HOゲージは高嶺の花です。
それと、基本的にプラレーラーは鉄道が好きなので、タカラトミーが製品として出していない車両を自分の手で作れてしまうということも改造にはまる経緯の一つです。加えて製品は基本3両編成で一組なので、実際の10両、15両編成に揃えたく、それに伴い中間車もより実車に近づけようとして改造をすることもあります。
よって以上のことから、改造プラレーラーは「情報の仕入れやすさ」、「技術が身についてきたこと」、「金銭的な敷居の低さ」、「鉄道趣味としての思いの実現が可能」といった要素から、中学生でプラレールの世界に再びのめりこんでいくのです。
社会人になってからプラレールを始める“プロ”プラレーラー
ここからは少しお話が変わって“仕事”としてプラレールをやっている人たちに焦点を当ててみます。
先程までは改造派の人たちについての話でしたが、このようにプラレールの改造をしている人の中でプラレールに関する活動でお金をもらっている人はいません。改造車両を作るみたいな動画を作っている人はいますが、あくまでもレイアウト作成の紹介だったり、趣味程度にYouTubeにアップしてあわよくば広告収入が得られればいいだろう程度にしか考えていない場合がほとんどです。
そんな「趣味」な世界とは少し離れた、本当にプラレールで飯を食う、そうでなくても生活費を半分以上は賄えるほどの金銭的な活動をプラレールで行っている人をここでは便宜上“プロ”プラレーラーと呼ぶことにします。
ここでは松岡純正さんやぺたぞうさんのような純粋にレイアウト作品を展示する人だけでなく、プラレールに関するカフェを開いている等、仕事が何等かの形でプラレールと結びついている人全般を指します。
そんなプロプラレーラーですが、実はプラレールが幼少期から熱狂的に好きだった、または中高生になって熱がぶり返した人はほとんどいません。
プラレールでお金を稼ぐ人のほとんどが、社会人になってからプラレールにのめり込み、やっていく内にお金をもらうようになってしまったというパターンなのです。
そもそも社会人になってからプラレールにはまる場合、多くの人はコレクションかレイアウトのどちらかの世界に入ります。反対に社会人になってから改造プラレーラーに入ったという人は今のところ一人も見たことはありません。
そもそもはまる動機が「子供の出産に際して買ってみたら予想より作りが良かった」や「なぜか自分がレイアウトを手にすることになったが、そこから鉄道玩具ではなく、知的玩具として非常に面白いおもちゃだということに気付いた」など、電車とはあまり関係のない理由ではまる人がほとんどです。
そしてどうにも大人からはまりだした人は自分の趣味に対してドライな視点になりやすく、改造派の持つ「採算度外視」な熱中ぶりとはまた違う感覚をプラレールに対して持っています。
「どうやったらプラレールで採算を取ることが出来るようになるか」。この考えを元にプロのプラレーラーはレイアウトを組み立てたり、カフェに展示したりするのです。
なお趣味に留まったとしても、レイアウト派のプラレーラーはプラレールに大人からはまりだした人と中学高校生で熱がぶり返した人の2つに大きく分かれます。
基本的に模型製作に興味がない人がプラレールコレクションを始め、そのうちにレイアウトを組み立て始めることが多いようです。
というわけで今回はプラレーラーがどうやってプラレールにハマるのかについてでした。
どうにも小学生から中学生に上がるという人生の転換期にプラレールを再開する人が多いようです。特に改造プラレールを作る人に多く、多くの人が「中学生でプラレールにドはまりした」というのです。これはなぜなのでしょうか?
中学生になると情報の仕入れや技術の向上がしやすくなる
改造をしているプラレーラーに特に多いのが「プラレール改造動画やブログを見て自分もやりたいと思い始めた」という声。
それと並行して「鉄道模型やプラモデルに興味を持ち始めていた。部活が鉄道研究会だったのでそこで模型制作をしていた」という声も多く聞かれます。
要は中学生に上がって自分でネットから情報を仕入れることが出来るようになるため、プラレールは改造することが出来る、改造してこんなに面白いものが出来る、ということが分かって来るようになるのです。
それと同時に模型製作の技術も格段に伸びていく時期でもあるので「自分でも作りたい、作れるに違いない」と思うようになり、プラレールの改造を始める人が多いのです。
さらに金銭的にもハードルが低いのもあります。例えばNゲージは3両で1万円は下らない代物ですが、プラレールなら3両2500円、中古で買えば1両100円以下と、鉄道模型の中では圧倒的な敷居の低さがあります。「NゲージやHOゲージも興味あったけどプラレールのほうが圧倒的に始めやすかった」という声は実際に聞いた話です。たしかに中学生や高校生にはN・HOゲージは高嶺の花です。
それと、基本的にプラレーラーは鉄道が好きなので、タカラトミーが製品として出していない車両を自分の手で作れてしまうということも改造にはまる経緯の一つです。加えて製品は基本3両編成で一組なので、実際の10両、15両編成に揃えたく、それに伴い中間車もより実車に近づけようとして改造をすることもあります。
よって以上のことから、改造プラレーラーは「情報の仕入れやすさ」、「技術が身についてきたこと」、「金銭的な敷居の低さ」、「鉄道趣味としての思いの実現が可能」といった要素から、中学生でプラレールの世界に再びのめりこんでいくのです。
社会人になってからプラレールを始める“プロ”プラレーラー
ここからは少しお話が変わって“仕事”としてプラレールをやっている人たちに焦点を当ててみます。
先程までは改造派の人たちについての話でしたが、このようにプラレールの改造をしている人の中でプラレールに関する活動でお金をもらっている人はいません。改造車両を作るみたいな動画を作っている人はいますが、あくまでもレイアウト作成の紹介だったり、趣味程度にYouTubeにアップしてあわよくば広告収入が得られればいいだろう程度にしか考えていない場合がほとんどです。
そんな「趣味」な世界とは少し離れた、本当にプラレールで飯を食う、そうでなくても生活費を半分以上は賄えるほどの金銭的な活動をプラレールで行っている人をここでは便宜上“プロ”プラレーラーと呼ぶことにします。
ここでは松岡純正さんやぺたぞうさんのような純粋にレイアウト作品を展示する人だけでなく、プラレールに関するカフェを開いている等、仕事が何等かの形でプラレールと結びついている人全般を指します。
そんなプロプラレーラーですが、実はプラレールが幼少期から熱狂的に好きだった、または中高生になって熱がぶり返した人はほとんどいません。
プラレールでお金を稼ぐ人のほとんどが、社会人になってからプラレールにのめり込み、やっていく内にお金をもらうようになってしまったというパターンなのです。
そもそも社会人になってからプラレールにはまる場合、多くの人はコレクションかレイアウトのどちらかの世界に入ります。反対に社会人になってから改造プラレーラーに入ったという人は今のところ一人も見たことはありません。
そもそもはまる動機が「子供の出産に際して買ってみたら予想より作りが良かった」や「なぜか自分がレイアウトを手にすることになったが、そこから鉄道玩具ではなく、知的玩具として非常に面白いおもちゃだということに気付いた」など、電車とはあまり関係のない理由ではまる人がほとんどです。
そしてどうにも大人からはまりだした人は自分の趣味に対してドライな視点になりやすく、改造派の持つ「採算度外視」な熱中ぶりとはまた違う感覚をプラレールに対して持っています。
「どうやったらプラレールで採算を取ることが出来るようになるか」。この考えを元にプロのプラレーラーはレイアウトを組み立てたり、カフェに展示したりするのです。
なお趣味に留まったとしても、レイアウト派のプラレーラーはプラレールに大人からはまりだした人と中学高校生で熱がぶり返した人の2つに大きく分かれます。
基本的に模型製作に興味がない人がプラレールコレクションを始め、そのうちにレイアウトを組み立て始めることが多いようです。
というわけで今回はプラレーラーがどうやってプラレールにハマるのかについてでした。
子供のおもちゃ代表であるプラレールが一体何故大人まで惹きつけるのか、その一片さえ分かって頂ければ幸いです。
