アニメ・けものフレンズ2の感想
つい先日まで放映されていたアニメ「けものフレンズ2」の感想です。監督は木村隆一。けものフレンズ2 第1巻 [Blu-ray]
あらすじ
ここはジャパリパーク。不思議な物質・サンドスターの力でヒトの女の子(フレンズ)の姿になった動物たちが暮らす超巨大遊園地。
そして時は過ぎパークは荒廃。そんなパークの片隅で一人の子供「キュルル」が目を覚ました。キュルルはパークをさまよっているうちにフレンズの2人、サーバルとカラカルに会う。
そして、3人はキュルルが暮らしていた「おうち」を見つけるため、広大なジャパリパークを冒険し始める。
感想
では、以下感想です。
たつきは偉大
見ていて思ったことなのですが、「やっぱたつき監督ってすげーな」という感想を持ちました。ちなみにたつき監督はけものフレンズ1期を担当したアニメ監督です。今作には一切かかわってないどころか2期制作サイドからほぼ追い出されるようにして離脱し、けもフレ2期と同クールに「ケムリクサ」というアニメを制作しました。
ちなみに、この離脱騒動はとてつもないセンセーショナルを引き起こしました。このことは皆さんでも知っている方は多いでしょう。このときの角川書店他けものフレンズプロジェクトの対応が悪かったせいもあり、これが2期の評価に大きく響いています。
まあ、なんでたつき監督が出てくるのかと言えば、1期と比べて質が落ちていることにあります。本当は誰かと比べてアニメを評価するのは良くないのですが、今回ばかりは場合が場合なので言わせてもらうと、1期の劣化版だなあと。
見れば見るほど3Dモデルの動作のぎこちなさや演出の甘さ、さらには伏線を一部回収していないなど1期ファンの逆鱗に触れるような場面が続出していくのです。
1期見た後に2期見れば分かりますよ。レベルが全然違い過ぎることが。
では、ここから個人的な感想になりますが、純粋に「2期」をアニメとして見た感想を述べさせていただきます。
普通に面白い
はい、普通に面白かったです。
今回のけもフレ2の主人公はキュルルという「ヒト」なのですが、純粋に彼(性別は不明)の旅を通じて成長していく物語だと考えれば普通に面白かったです。最終回も感動しました。
「旅先でトラブルに合う→キュルルが解決する」という構図は大体1期の主人公のかばんちゃんの行動をなぞったものですが、その過程でトラブルを起こしていたフレンズが仲直りしたり、助かったりしていたのはほっこりしました。
それで5話で1期の「あるキャラ」が出てくるのですが、相当予想外の出方ながらもあまりの胸熱演出に大興奮。出てくるなら絶対最終回だろと思っていたのですが、ここで1期とは異なるストーリーの進み方をし始めて、いよいよ2期が2期として独自性を発揮していくんだと思ったものです。
正直な話、演出はかなり甘々です。かねがね2期に好意的な私でも「いや絶対ないだろ」と思うような話の進め方やキャラクターの行動が散見され「これだったら、こうした方がもうちょっとかっこいいんじゃないか、違和感がないんじゃないか」と思うことは何度もありました。「セルリアン(敵)が出てるんなら戦うか逃げろよ!のんびりしゃべくっちゃってるんじゃねぇ!」と突っ込みたくなる始末。「サーバルっぽさ見せたいのは分かるけど『みゃーみゃーみゃーみゃー』うるさい」など突っ込むべきところはまあ多いです。
ですが、ストーリーとしてちゃんと出来ていましたし、キャラクターの心情の変化もきちんと書かれていて納得のいくものだったので、十分面白いアニメだと思いました。
伏線が未回収だとも言いましたが、実はちゃんと考えればはっきりするものもあります。
未回収具合は1期とそこまで変わらないので、そんなに目くじらを立てるものではないでしょう。
ただ、もうちょっと分かりやすくすべきだったと思います。これじゃ感情を逆なでされたと思う人もいるでしょう。
結局はたつき監督が凄まじすぎただけだったと思います。そもそもけものフレンズは吉崎観音先生(ケロロ軍曹の作者)を中心としたメディアミックスであって、たつき監督はそのうちのアニメ部分を頼まれたってだけで。他に漫画やアプリなどもありますので。
あと、まだまだ発展途上の3Dモデリングアニメ界でたつき監督とヤオヨロズが特に突出していたのも、2期が悪く見えた原因でしょう。1期よりも確実に予算はあるはずなので、おそらく2期が日本3Dアニメ界の基準なんじゃないかなと思います。
単純に2期もけもフレコンテンツの一つとして楽しめばいいと思います。別にけもフレ“全体”の世界観をぶち壊したわけじゃないですし。つまんなかったらつまんなかったで、それでいいでしょう。
1期の出来が5だとすれば2期は大体1くらいの出来。普通のアニメは大体1なので、まあ1期と同じ視点で見たらつまらないのは当たり前だと思います。正直僕も1期の劣化版感は持っています。圧倒的超えられない壁はどうしてもありました。あと制作陣がシャレ抜きでかなりいかれてそう…。
ですが、アニメとしてちゃんとしたものを作ってくれましたし、ちゃんとけもフレコンテンツの一つとして楽しむことが出来ました。
というわけで今回はアニメ・けものフレンズ2の感想でした。
