歴代のトミカ・プラレールカタログの一覧
このページでは、当サイト管理人の石川定治が個人的に所有している、トミカ・プラレールのカタログを年代別に紹介していきます。
2000~2001年版
トミカ誕生から30周年を記念して、トミカ販売開始時の製品についての特集がなされている。
カタログ内にはヒカリアンの製品の一覧も掲載もあり、時代を感じさせるカタログとなっている。
2003年版
「高速道路にぎやかドライブ」や「トミカランド」と言った“自動で走らせる系”のトミカ商品がラインナップされ始めた時代。2001年カタログの古臭さを感じさせながらも少しずつ洗練されたカタログ構成になり始めている。
この時はまだマグナムパトレーラーによる事故が発生しておらず、マグナムレンジャー関連の商品が掲載されている。
また、ヒカリアンのラインナップも掲載されているが、かなり幅を狭められており、ヒカリアンのコンテンツとしての衰退を思わせるカタログとなっている。
2004年版
プラキッズのTくんとライちゃんが登場。
トミカについては、トミカランドやプラロードなどの短命な商品が目立つ。またマグナムパトレーラーの事故に伴う商品回収も始まり、マグナムレスキューシリーズのスペースもがかなり狭められている。ちょうど転換期にあたるパンフレット。
プラレールについては「プラロード大鉄橋」いわゆる「瀬戸大橋」がラインナップされているが、それ以外に製品類に大きな特長は見られない。
2004~2005年版
マグナムレスキューシリーズのスペースがついに消滅。マグナムパトレーラーの商品回収の案内のみとなる。2000年代後半のトミカシリーズのラインナップがここで完成している。
プラレールでは山手線サウンドセットが発売。
2005年版
トミカ35周年の節目の年に発行されたカタログ。表紙には人気のなさから2019年に廃盤となったはずのEast-iがデカデカと飾られている。
カタログの真ん中にはポケモンのフィギュアの宣伝もある。ポケパークとのコラボのプラレールも宣伝していたため、そのついでの様だ。
プラレールの商品ラインナップはポケモンコラボプラレールやライト・サウンド付きEast-iに加え、ラジコン700系、「交渉人 真下正義」のクモE4-600、果ては東武鉄道や名古屋鉄道の3両編成セットなど、例年とは比べ物にならないほどのキワモノが並んでいる。
2006年度
トミーがタカラを吸収合併。会社のコーポレートマークも現在の「タカラトミー」へ変化。
プラレールにおいて、車両基地セットやまがレールが初登場し、レイアウトの作り方に大きな変化が生じたことが窺える
またマグナムレスキューの代わりのシリーズとなるハイパーレスキューシリーズが登場。新しい歴史を築いていくことになる。
2007~2008年版
プラレールにN700系製品が初めてラインナップ。現在のプラレールのラインナップの雛形を感じさせる。「てつどうニュース」として鉄道関連の豆知識なども掲載されている。
トミカについてはハイパーレスキューシリーズの特集が3ページに渡って掲載されており、その期待度の高さが窺える。
2008年版
プラレールに地下レールシリーズが登場。またN700系の大型情景部品やファステック360Sのセットなど、大規模な新商品展開がなされている。
同様の傾向はトミカでも確認され、このカタログでトミカタウンのシステムが刷新。旧仕様の建物パーツのラインナップも残っているが、トミカとプラレール、共に大きな変革期であることを窺わせるカタログである。
「トミカヒーロー レスキューフォース」という実写の戦闘もののドラマの宣伝もある。
2010 ~2011年版
少し間が空くが、プラレールのマスコットキャラクターがライちゃんからてっちゃんに入れ替わっている。
トミカ40周年の記念すべき年であり、復刻版など40周年を記念した製品も数多くラインナップされている。イメージキャラクターには山口智充さんが採用され、カタログの表紙を飾る。
対照的にプラレールについては新商品の発表があまり多くなく、どちらかと言えばトミカに注力していた時期であることも窺うことが出来る。
2011~2012年版
このカタログより初めてプラレールアドバンスが登場し、大きな変革があったことが窺える。その代わり、本家ノーマルプラレールの新製品のラインナップは薄い。プラレールハイパーシリーズは本カタログで最後の掲載。あまり商品紹介に力を入れている風ではなく、プラレールハイパーシリーズの終焉を感じさせる構成になっている。
その代わりにトミカハイパーシリーズはデカデカとカタログが掲載されており、両者の間にある人気度の溝を感じさせる構成となっている。
2012年版
プラレールアドバンスを引き続き売りにしているカタログ。この2012年版のカタログで特筆すべきは、同時期に発生したタイでの大洪水により生産が休止し、一部商品の供給が滞っていることがアナウンスされていることであり、図らずも当時の苦労を忍ばせる。その代わり、本家プラレールの新製品が多く登場。
また、プラレールチャギントンが初めて登場する。値段などの詳細情報は書かれておらず、主な宣伝内容はチャギントンのキャラクターたちの紹介にとどまっているが、その扱いの良さからチャギントンへの期待が大きくかかっていることが良く分かる。
トミカではハイパーシリーズに建設チームが初登場。その人気度が変わらず高いことをうかがわせる。一方でトミカタウンのラインナップは大幅に減少、枠も半ページも取られていない。この時期のトミカタウンの販売は不調であったことが窺える。
2012~2013年版
ドリームトミカシリーズが大々的に展開開始。トミカの総台数が段階的に140→160種に引き上げられることが予告されている。
一方のプラレールではチャギントンやアドバンスなど派生系の新製品はチマチマ登場しているが、本家では新製品の発表はなし。
2013年版
カタログの扉ページに2ページに渡る巨大な目次が掲載されている。プラレールのレールセットと車両セットのページが別々になるなど、例年と比べて違和感のあるページ構成となっている。
トミカについては、ハイパーシリーズの紹介になんと8ページも使っている。
ただ、商品ごとのページのスペースが一製品ごとに異様に大きくとられており、例年より商品数は変わらないものの、全体的に「薄さ」を感じさせるカタログである。特に先述した巨大な目次がその「薄さ」を増幅させている。
ちなみに、カタログの最後に「トレインヒーロー」という中国製ヒカリアンのようなアニメとその製品の紹介ページがある。ちなみに日中合同出資のアニメらしい。
2014年版
表面がプラレール、裏面がトミカのカタログになっている挑戦的な構成のカタログ。関連商品紹介欄もページの中央に来ている。このカタログよりE7系のセット製品が登場。
プラレールアドバンスやチャギントン、ディズニーハイパーレスキューなど、変わり種の鉄道・車両玩具を全面に押し出している他、「のせかえOK!シャーシ」がついに登場。
全体的に変わり種のカタログとなった。
2019~2020年版
プラレールが60周年を迎えた記念すべき2019年。P001系というオリジナル市車両が入った「60周年ベストセレクション」という気合の入れたセットが登場。ただし、プラレールの新製品はこのカタログでは登場しなかった。
トミカについては「トミカスピードウェイ」シリーズが始動。代わりにハイパーシリーズが掲載された最後のカタログとなり、一つの時代の転換点を思い起こさせる。
2020年版
トミカ50周年記念の記念すべきカタログ。巻頭にトミカの50年の歴史について解説した特集が組まれており、新製品についてもトミカの方に注力がなされている印象を受ける。
特に「トミカ絆合体 アースグランナー」なる新メディアの展開がなされており、トミカの新時代を窺わせる。
プラレールはN700Sをはじめ、700系引退ラッピングやモノクロ0系など、新幹線系統に注力がなされているようである。なおアニメシリーズの終了に合わせてか、シンカリオンの紹介ページに速杉ハヤトら登場人物の姿がない。