プラレール部品紹介

プラレーラーなら使いたい?ちょっと変わった部品の紹介-2 ~単線橋桁~

 しばらく空いてしまいましたが、世の中のプラレールの変わった、そして便利な部品を紹介していくこのコーナー。第2回は複雑に入り組んだジオラマを作るときに便利な「単線橋桁」について紹介します。

少ない面積で高架を作れる「単線橋桁」
 プラレールには最も単純な橋脚として「ブロック橋脚」という部品があります。
 下の写真に写っている黄色い部品がそうで、プラレールの車両を高いところで走らせるために使います。

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 通常は線路を噛ませる部分と橋桁そのものを支える柱について比較的面積が大きくとられており、これが線路やほかの橋脚と干渉してしまうことも多々あります。

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 例えばこんな感じ。かなり無茶な配置です。

 しかし、ブロック橋脚一つ分しか高さを持たせられませんが、通常のブロック橋桁の2分の1の面積で高架線路を設置出来る部品が存在するのです。

 それが「単線橋桁」。

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 写真左側にある小さめの部品が単線橋桁であり、右側の通常の黄色ブロック橋脚よりも小ぶりな部品です。

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 実際の使用例がこちら。通常のブロック橋脚のように置くだけではなく、橋桁上部にあるフックに線路を噛ませて固定するのが特徴的。

 ブロック橋脚のように下に線路を敷いたり重ねて2段3段…とすることは出来ませんが、1段だけ上にしたい時かつ周りに部品が多数置かれている状況において非常に重宝する部品になります。

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 その例がこちらで、先ほどのブロック橋脚だけでくみ上げたレイアウトのカオスっぷりとは異なり、かなりすっきりした配置になっています。通常のブロック橋脚だけだったら確実に線路と橋脚が干渉していたでしょう。

 私は比較的ぎっちぎちに線路を配置するのが好きであるため、このように狭い空間にブロックを置けるというのは願ったり叶ったりなのです。
 また、イベントなどではジオラマ系レイアウトを組み立てていくとどうしてもブロック橋脚では橋脚同士が干渉してしまうことがあるため、2倍直線を使えない時は単線橋桁を用いてレールを接続することがあります。

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 参考までにブロック橋脚と単線橋桁を一緒に置いてみたイメージ図を。やはり、線路同士の結合部一つに比べて占有する橋脚の脚の面積が小さいことが分かります。

手に入れるには?
 ではこの便利な単線橋桁。どこで手に入るのかと言えばマニアックめな中古店で手に入れることになります。

 大量に作られたものなのか値段そのものは安いです。1個50円くらい。
 しかし、この部品流通していたのが1980年初めから1980年代の終盤であるため、もう3,40年前の製品であり、普通の中古店ではまず取り扱っていない製品になります。
 なので中古店をいくつもはしごして探すしかないでしょう。
 ですが、見つかった時はすごく嬉しいですよ。こんなに便利な部品があるのかと感動します。

 私の場合は某鉄道イベントで鉄道グッズの中古品を扱う「エクスプレスショップはやて」の出張販売で入手しました。このお店はレアな中古品を扱うので見つかる可能性が高いです。単線橋桁が欲しい場合はまずここを当たってみても良いでしょう。

 蛇足ですが、現在のブロック橋脚は1985年からの現行品だそうです。ある意味完成品ともいえますが、私としては単線橋桁も残して欲しかったなぁと。根気よく探すしかなさそうです。

 と言うわけで今回は狭い場所に高架を設置できる「単線橋桁」のお話でした。今でもイベントなどで使うことがある部品です。とても重宝しています。もし中古店などでこの単線橋桁を見つけたらぜひ買って使ってみてください。

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