鉄道

周期表で見る鉄道路線記号

 皆さんは電車に乗るとき「路線ナンバリング」を参考にしますか?私は参考にします。路線や駅ごとにアルファベットや数字が振ってあると自分が今どのあたりにいるかや、あとどのくらいで目的地に着くかが大方予想できるからです。

 中には「ナンバリングなんて訳に立たない」という方もいるみたいですが、いざ活用してみると便利なものですよ。

 ではそのナンバリングに使われるアルファベッドは一体どのような組み合わせが多いのか。そして鉄道会社によってどのような規則性があるのか。そんなナンバリングを「元素周期表」と合わせて見ていきましょう。

これが鉄道路線元素周期表だ!
元素周期表(流山線追加)
(画像はすべてWikipediaより)

 Wordで作りました。画像が見にくい場合は画像をクリックして見てください。

 ウィキペディアなどを見て元素記号と路線ナンバリングが被る組み合わせを探していったのが上の図です。
 埋まってるのか埋まってないのか分からない図ですねw。
 まあ全体的に見て日本の地名の略称的なアルファベットの組み合わせが順当に埋まっている感じです。
 なお、複数路線で同一のナンバリングを使用している場合は東京に近い方からマスを埋めました。ご了承ください。また海外路線で元素記号と同じナンバリングを採用している場合はそれも含んでいます。

名鉄、JR東海等の中京圏が優勢
 ではこの周期表をもっと細かく見てみましょう。見てみるとJR東海の東海地方の路線及び名鉄の路線がかなり大きいウエイトを占めています。
 これはJR東海の路線が「C○」の組み合わせでナンバリングを構成していること、名鉄では会社名の「Meitetetsu」から取って「M○」とせずに路線名のみからナンバリングを付与しているためです。
 元素記号において特に多く存在するものが「C○」や「P○」の組み合わせ。日本に「パ行」で始まる地名がほとんどないので「P○」でかぶっているのは「P」(リン・JR夢咲線など)の一つしかありません。
 しかし「C」からならJR東海が「Central」として東京に近い路線から「CA」「CB」…とナンバリングを割り振っており、「C○」の元素記号群とかなりかぶります。これによりJR東海の路線のナンバリングがかなりの確率で元素記号と被っているのです。

 また名鉄の路線は路線記号を「M○」とせずに「名古屋本線→NH」のように各路線名称から路線記号を付けているのが原因。「TA(竹鼻線・羽島線)」や「CH(築港線)」など一発では名鉄路線とは分からないナンバリングですが、このようにバラバラだと元素記号といい感じに被ってくれます。

 なのでこの周期表をTwitterにアップしたときには「うちの地元の路線が多い」と岐阜在住のフォロワーさんから言われました。

 ちなみに名鉄と同じ理由で東急も「MG(目黒線)」などが元素記号と被っています。おそらくこれは東武と被らせないようにするための措置と考えられるのですが、こうしてみると、名鉄や東急の路線というよりも、各路線の個性が出ているようで面白い路線記号ですね。

 反対に東武の「T○」や西武の「S○」のように、記号の最初の方に自社の頭文字を付けている路線は思ったよりも被りません。「T○」や「S○」は元素記号でもたくさんありそうですが意外と数が少ない。私もこれは意外でした。思い込みって強いですね。


元素記号には「J」、「Q」を持つものがない
 この鉄道路線周期表を見て妙なことに気付きませんか?おそらく東京圏や九州にお住まいの方だと気づかれると思います。
 それは、JR東日本とJR九州の路線が一つの元素記号と被っていないこと。
 というのもJR東日本・九州の路線記号はすべて「J○」で統一されています。一方元素記号には一つも「J」の文字が使われているものがありません。
 そもそも元素記号はギリシャ語由来の物が多く、その結果ギリシャ語にない文字の「J」を含む元素記号は必然的に少なくなります。

 これでJR東日本・九州の路線は見事に全滅しました。「J○」こそ日本の鉄道路線らしい路線記号なのですが…残念!(ちなみにギリシャ語で「日本」は「ヤポーニア」です)

 なお、ギリシャ語には「Q」に当たる文字もなく、したがって元素記号にも全く使われていません。まあ、そもそも日本にも「Q」の発音はないのですが…。


反対に「R」の文字を持つ路線記号が少ない
 反対に路線ナンバリングで目立つ特徴は何かといえば、「R○」の組み合わせが極端に少ないということ。現在では「Rn」の流鉄流山線しか被っていません。これはかなり以外でしたね。
 そもそも「R」の一文字だけを路線記号として採用しているのも、りんかい線やJR西日本の阪和線や山陽線の一部区間のみ。こうしてみると路線名や地名としてラ行から始まるものは実は少数派なんじゃないかなという気がします。調べたわけではないですが。
 元素記号だと「R○」は相当な大御所なのですが・・・。こうしてみると日本の地名の付けられ方の傾向が分かる気がしますね。


正直な話、アルファベット一文字で路線記号を付けている
 もうちょっと埋まるかなとは思っていたのですが、この体たらく。というのもやっぱり路線記号は会社ごとにアルファベット一文字で拵えてしまうというところがほとんどです。結果として第2周期が見事に重複してしまうという事態になってしまいました。
 東京メトロ・都営地下鉄と名古屋市営地下鉄そして大阪メトロはどれもアルファベット一文字で路線記号を振っています。しかし、当然この3社(都市)が接続するはずもないのでダダ被りしても全く問題はないでしょう。「T」や「S」はこの3社どこにもあります。
 この周期表を作ってみたときは恨みましたね。みんな個性がないと。だからといって困ることは一切ないのですがね。
 
 それどころか近鉄などは接続路線に先に使われていても構わず記号を中重複させています。本当になぜだ。JR東海はCH(名鉄)を先に使われていたのだからそれを欠番にしたというのに。
 地味に会社ごとの適当さ、やる気のありなしが見えてくるようで面白いです。


 というわけで、周期表と鉄道路線ナンバリングをリンクさせてみたお話でした。あの周期表を見てもらえただけでも満足ですね。ていうか見て貰いたい。



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