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迷列車を見よう~楽しい楽しい迷列車シリーズの話~

  去年の年末に何となくツイートしたことがバズるという不思議な体験をさせていただきました。


 びっくりしましたね。結果的に4000リツイート、5000いいねを頂きました。それに付随してか当ブログのアクセス数も伸びました。滅茶苦茶ありがたいです。

 そうはいっても内容的に人の不幸をネタにしてバズったようなものなので「バンザイ!」というのはちょっとできないですね。無論一種の啓発になったのでバズって良かったなとは思っております。

 というわけで、今回は迷列車シリーズを出されている方への応援を兼ねてYouTubeやニコニコ動画で人気の「迷列車シリーズ」について取り上げてみようと思います。
 これがバズらせて貰ったお礼代わりになればなと思っております。


迷列車とは何か?

 その名の通り、実際に線路の上を走ったものの会社の方針や時代の変化により次第に使われなくなったり、当初の目的とは大きく外れた運用をされたりした悲運の列車たち、そして鉄道ファン的に見て非常に面白い運用をされた列車たちを紹介する動画のことを総称して「迷列車シリーズ」と呼びます。
 簡単に言えば「迷」な車両を面白おかしく紹介するのが「迷列車シリーズ」です。
 ちなみに「迷列車」の正しいタイトルは「迷列車で行こう」。あの名曲、「A列車で行こう」とかけています。

 基本的には「SofTalk」などの合成音声を用いたゆっくりボイスで解説が行われます。ゆっくり解説の延長線上にある動画ジャンルだと思えば間違いないです。


分かりやすい雑学知識
 迷列車の魅力は何といっても普段電車を利用しているだけじゃ分からないマニアックな鉄道知識を吸収出来ること。
 このマニアックさにこそ迷列車の魅力があるのだと思います。


 というのも普通の電車の普通の知識を教えられてもどうしようもないでしょう?鉄道会社に入るならまた別ですが、シングルアームパンタグラフと交差型パンタグラフの違いを教えられてもしょうがないわけです。VVVFなんて単語を持ってこられても困るわけです。ちなみに筆者もVVVFの意味を分かってません。


 ですが、迷列車は列車そのものに主軸を置いたもの。一応モーターの製品番号は~~みたいな話は出てきますが、それはモーターが新しいか否かというだけで見る分には抵抗はありません。むしろ、そのような難しい事情が分からなくても理解できるように動画が構成されていることが多いので、電車にある程度興味があるというだけの人でも難なく見ることが出来ます。むしろそういう人にこそおすすめできるのが迷列車です。


愛すべき列車たち
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「食パン電車」こと419系。画像はWikipediaより

 やはり「迷列車」とあって紹介されるのは一癖も二癖もあるキワモノ列車たち。
 特に有名なのがサンパチくんこと113系3800番台、食パン電車こと419系、715系、末期色こと山陽本線の車両群の3つ。この車両たちは作られた経緯と見た目のインパクトから迷列車の代表格として君臨しています。

 他にも走る路線を転々とした209系500番台や、画期的な構造を取り入れたものの故障と使い勝手の悪さから数年で廃車となったE331系など、ネタにされる車両は数多く存在します。

 こうして見ると、一つ一つの車両にも様々なドラマがあったのだなと感傷に浸ることが出来ます。
 また電車だけでなく鉄道会社や路線に目を向けてそれを解説するといった「迷列車で行こう」も多く存在しています。これもまた様々なドラマがあって面白いですよ。


ただし問題点も
 しかしこの迷列車シリーズ、何かと問題点を抱えてるジャンルでもあります。

 そもそも「迷列車」と言っても世に出た以上多くの人間の努力と苦労の上で走ったわけです。鉄道会社からしてみれば苦労して作った我が子みたいな存在が「迷」扱いされていてはたまったものじゃないわけです。
 なので、「迷列車シリーズ」に関しては快く思っていない鉄道会社が多いのだそうです。

 そこで迷列車と打っていても、あくまでも変わり種車両の紹介だったり、鉄道会社の企業努力を真面目に紹介する動画が多いです。極端な話普通の鉄道解説動画が「迷列車」として投稿されることもあります。

 結構けなしていれば面白いと思っている人多いんですよね。それで反感を買ってしまう人もちらほらいます。ただし、そういう人が出す動画は根拠が不明確だったりして、あまり質が高くないことがあります。
 反対に心から電車に対し敬意を払っている投稿者ほど、動画の質が高くなる傾向があります。

 また迷列車はただでさえ素行の悪さが問題視されている鉄道ファン界隈を相手にしていくので、アンチに追い詰められたり、同類と見られたくないがために鉄道への興味をなくしたりし、やがて制作をストップしたという事例もあります。上のツイートなどはまさにそれです。

 何かうまい具合に改善してくれればいいのですが、私はこうして記事を書くことしかできません…。歯がゆいものです。


おすすめの「迷列車で行こう」
 それでは最後に私おすすめの迷列車シリーズ投稿者さんを紹介して終わろうと思います(上記ツイートで言及した投稿者様はここでは取り上げておりません。ご了承ください)。


 初めは塩バニラさん(YouTubeチャンネル)。
 とにかく設備や鉄道ダイヤの仕組みの解説が分かりやすいです。鉄道雑学としては極めて上質の部類に来ており、鉄道ファン以外の方にもおすすめできます。
 普段から通勤通学で電車を使う人にとっても目から鱗の雑学が詰まっています。


 次にナインズさん(YouTubeチャンネル)。迷列車シリーズの中では最近になって台頭してきた方ですが、動画のレベルが目に見えて上がっています。
 話の内容が分かりやすく、筋道立てられた解説は非常に見やすいです。何よりも鉄道への愛が感じられます。
 おすすめなのですが、現在受験勉強に向けた準備をされるということで迷列車シリーズの投稿を一時停止中だそうです(他の鉄道動画は投稿中)。
 ですが、しっかり結果を残して復帰してもらいたいですね。


 最後に鉄道とは畑が違いますが、迷航空会社シリーズを投稿されているakamomoさん(YouTubeチャンネル)。世界の「迷」な航空会社や航空機の紹介をされています。
 はっきり言いましょう。理想形です。迷列車(航空ですが)のあるべき姿を体現したような動画だと思います。
 目頭熱くなるんですよね、この動画見てると。本当に飛行機のことを愛していらっしゃるということが見てとれます。さらにあらゆる参考文献に裏打ちされた解説はまさにドキュメンタリーそのもの。ゆっくり解説ならではの独特の言い回しも最高で、何度も見たくなるような中毒性があります。
 ほんと、飛行機好きでなくても見てほしい。それくらいおすすめできるチャンネルです。


 最後になりましたが、本当に迷列車は面白いです。電車好きはもちろん、そうでない人にも雑学動画としておすすめできるチャンネルもあるので、ぜひ探してみてほしいです。
 直近で大物が2名も活動停止に追い込まれている厳しいジャンルではあります。正直この2名こそ紹介したかった。ただ、動画が消されてたり、私自身の後ろめたさもあり紹介は避けたいというのが現状です。
 ですがこの記事により迷列車シリーズを多くの人に知っていただけたのであれば、バズらせて頂いた私なりの恩返しになったのかなと思います。
 ぜひ、あなたの好きな迷列車シリーズを探してみてくださいね。




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