3月30日「第8回とれいんわーるど」レポート
2019年3月30日、赤いアメーバ主催で開かれたプラレール運転会「とれいんわーるど」のレポートです。
とれいんわーるどとは
「とれいんわーるど」は「赤いアメーバ」というプラレール愛好家で結成された団体が年2回ほど開催するプラレールの運転会です。
主に京急と東急の東京南部~神奈川地域の改造プラレール車両が多く走ることが特徴です。
またメンバーの中に3Dプリンターでオリジナルのプラレールのレールを制作される方がいる関係上、オリジナルレールもレイアウトの中に組み込まれているのも特徴で、オリジナルだからこそ出来る独自の線路配置や列車の走行が魅力です。
2階メインレイアウト
では、レイアウトや車両について見ていきましょう。
今回の会場は大岡山西住区センターという場所で開催され、この施設の2つのフロアを使って開催されていました。
まず、メインとなるのは和室に設置されたこの巨大レイアウト。
立体交差の無い平面的なレイアウトが特徴的で写真が撮りやすく、改造車が走るレイアウトにはもってこいの構造になっています。
中央には「カントレール」と呼ばれる、外側の軌道が内側のものより少し高くなっている構造のレールで構成された高架レイアウトが設置されていました。
これが3Dプリンターで作られた非純正の改造レールであり、車両を少し傾かせてカーブを走らせることが出来ます。
より具体的に見るとこんな感じ。かなり車両の軸が傾いていることが分かりますね。
カントレールはNゲージやHOゲージで製品化されているので見る機会はあったのですが、まさかプラレールで目にすることになるとは…。これはかなりの感動ものでした。
今回は「桜と電車」がテーマだそうで、隅に桜並木を模したモジュールがありました。
このモジュールは写真撮影スポットして大人気で、ここで自分の車両の写真を撮ろうと、我先にとカメラを向けていました。
トミカタウンで作った町や、航空機の模型で作った空港もありました。エアバスの輸送機「ベルーガ」など、かなりのマニアものもありました。
また、会場が都立大学駅の近くだということもあり、都立大学を模した駅模型も設置されていました。かなり似てますね。ホームドアもきちんと作られているという気合の入れよう。
スタッフにお聞きしたところこれも3Dプリンターで印刷したものとのこと。何でも出来ますね3Dプリンター。
他にもところどころ進行方向を示すようにわざわざ3Dプリンターで出力した矢印付きレールも。
そういえばこの運転会では一度も逆走事故を見ていませんね。個人が持ち込んだ車両を走らせることが出来たのですが、みんなルールをしっかり守っていたみたいです。
このような高いレイアウトがあるとこれまた興奮しますよね。
1Fレイアウト
この施設の1階の会議室ではまた別のレイアウトが展示されていました。
中央の巨大駅とその反対側にある巨大な車両基地が特徴的で、多くの車両が展示されていました。
私が見させていただいた時には東急の車両が多く並び、さながら元住吉検車区の様相です。
特に大井町線と三田線の車両の力の入れようは半端ではなく、その完成度に思わずうっとりさせられました。
レイアウトそのものは単純な楕円レイアウトを少し発展させたものですが、車両が映えるように工夫されており、まさに改造・希少プラレールの祭典にふさわしいレイアウトでした。
たくさんの改造車が並ぶ姿、かっこよかったです。
と言うわけで、「第8回とれいんわーるど」についてのレポートでした。
お忙しい中、お話をしてくださったスタッフの皆さま、本当にありがとうございました。